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2010年02月18日 リビング多摩 医療ホットライン 2008年12月年末年始号

Q.口の中のトラブルが全身に影響を及ぼすと聞きました。

 

歯周病が、全身に影響し、さまざまな病気を引き起こすことがあると聞きましたが本当ですか? どうすれば防ぐことができるのかを教えて下さい。

A.自覚症状の少ない歯周病は、ほうっておくと全身に影響し、さまざまな疾患を引き起こします。

 

歯周病は「万病のもと」と言っても過言ではありません。

 

歯の表面に付着した歯垢が原因で起こり、歯ぐきの腫れ・出血、歯を支える骨が退縮し、歯がぐらついて抜けてしまう病気で、こうなってしまうと自然に治ることはなく、治療しなければ必ず悪化します。
 

歯垢(細菌の塊)は毒素を出し、歯肉や歯を支える骨を破壊。

 

さらに歯周病の細菌は傷ついた歯ぐきの血管を通り、ほかの疾患の原因となります。

疾患によりメカニズムは違いますが、歯周病菌が直接、影響するのは、肺炎、脳梗塞、心臓病など。

 

また、歯ぐきの炎症が広がると、炎症を引き起こす物質が体内で増殖して全身に影響し、糖尿病になりやすくなったり、低体重児が生まれる場合もあります。
 

そのほか、抗がん剤治療が必要になった場合、抗がん剤の使用により免疫細胞が減少、歯周病菌やその他の細菌が体へ侵入しやすくなります。

その結果、歯周病はもちろん、肺炎、脳梗塞、心臓病の急激な進行の原因になることもあるのです。
 

歯周病は重度になると完治が難しくなり、治療が長期に渡り、手術が必要になることも。

現在では、歯肉や歯を支える骨の再生手術も可能ですが、出来れば避けたいもの。

 

自覚症状の少ない歯周病を重度にしないために、まずは一年に一度の検査が必要です。

 

口腔内写真

レントゲン撮影

歯周ポケットの深さや出血具合

それらのデータを蓄積比較し、管理していくことが大切。

過去に受けてない人は、かかりつけの歯科医院での検査をお勧めします。
 

もうひとつ大切なことは、体の免疫力を高めること。

それには、生活習慣や食生活の改善、禁煙、ストレスをなくすことをめざしますが、一人で取り組むのは難しいものです。

モチベーションを持続させるためのサポートとして、自分とコミュニケーションのとれる歯科医師、歯科衛生士を選んで一緒に治療、ケアしていくとよいでしょう。


 

国立 洋一歯科医院 

東京都国立市中1-8-6-2F


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